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農水省ガイドラインに基づく農薬記録表示
節減対象農薬:青森県地域比5割減
化学肥料(窒素成分):不使用
栽培責任者:佐々木博光
青森県黒石市花巻48-1
TEL090-9749-8381
当園では化学肥料不使用、減農薬栽培に毎年挑戦しています。減農薬栽培といっても、前年よりも1成分 回数減ったので減農薬だと言う事もでき、定義が曖昧ですので、国がガイドラインを決め、各都道府県 が認証する「特別栽培農産物」(以下“特栽”)に2011年産より取り組んでおります。
慣行栽培より5割以下の農薬使用となり、各都道府県ごとに慣行値が定められています。我が青森県 では36成分回数で、“特栽”ではその半分の18成分回数以下となります。
先人達が長年の病虫害との戦いで築きあげてきた現在の防除暦ですので、それを減らすのは至難の 技です。観察を徹底して適期薬剤散布が重要です。2016年、津軽地方で黒星病が多発して以降、4割ほどの削減にとどまり、あと一歩で特別栽培農産物の認証に届かない状況ですが、毎年試行錯誤です。
そして、消費者の方にお伝えしたいのは、“無農薬”=“美味しいりんご”ではないと言う事です。りんご の品質を決めるのは“葉っぱ”です。葉っぱが病虫害でやられると、着色、玉伸びが劣り、食味も落ちてしまいます。果実同様、葉っぱを守る必要があります。食味の追及をしながら、可能な限り農薬を減らしたいという思いから、減農薬栽培である“特栽”に取組んでいます。
青森県では、木村秋則さんが、完全無農薬のりんご栽培で有名ですが、現状では完全無農薬は、かなり難しいです。木村秋則さんの栽培を理想としながらも、安心・安全を第一に考え、効率性も考慮して、総合的に薬剤の利用を考えています。除草剤は使用しませんし、病害虫などの防除でも、県などが指導する防除暦よりも回数を減らし、薬剤も減らします。秋の一服時は、りんごをまるかじりで一個食べるのですが、やはり自分で食べて、安全・安心でおいしいりんごをお届けしたいと思います。
田んぼからワラを集めて、1年寝かせて発酵させ、堆肥として使用。可能な限り、他の田んぼからも集めています。秋に稲を刈り取った後のワラは、焼かれてしまう事が多く、その煙も問題になるので、ワラを利用することは、作物にも環境にもよく、一石二鳥です。大々的な、ワラの需要と供給のマッチングシステムができたらと思います。
その他、現在はりんごの改植事業などで、土壌改良剤として需要が高く、値上がりした牛フン、ケイフンなども適宜使用。また、近年までは、有機質100%の肥料は高く、当園では比較的に有機質を含む肥料を使用していましたが、昨今の石油高騰による化学肥料の値上がりにより、今まで使用していた配合肥料より有機質100%の肥料のほうが安い状況になりました。これを機に、完全に有機栽培に切り替えていきたいと思います。そして、冬の居間で、りんごの樹等を燃料として、マキストーブを使い、燃えた後の灰はカリウムなどの栄養を豊富に含んでいるので春に畑に撒きます。
インターネットで産直をしているりんご農家さんもたくさんいますので、りんごをお届する段ボールにサンタ農園らしさがあればいいなあと思いまして、オリジナルの段ボールとジュースラべルを作成いたしました。 パッと目を引くかわいい感じが気に入っております。
